会員からの情報

第7回国際ゲノム会議「見えてきた新たなる地平」(2007.11.27-28)

開催日・場所
日時:2007年11月27日(火) 〜28日(水)
場所:東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内三丁目5−1)

 ゲノムプロジェクトは、医学・生物学研究の基盤となるゲノム配列を明らかにしただけでなく、大量の情報取得とその解析により、様々な生命現象の実体にせまろうとする新しい研究パラダイム、ゲノム科学(Genomics)を生み出しました。今や、その解析対象は、ゲノムのみならず、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボローム、インターラクトーム、フェノームなど多岐にわたり、ヒトから環境微生物まで、広い範囲に広がっています。また、大量のデータから生命現象の全体像にせまろうというシステム生物学などのアプローチとも融合しつつあります。
 このようなゲノム科学は、応用分野でも大きな影響を与えつつあり、その姿を急速に変化させています。特に医学分野の発展は急激であり、今までの解析の蓄積に加え、新たに登場したシークエンサーなどの新技術が、今までに無い大量情報をもたらし、従来の病因遺伝子や疾患マーカーの解明に加え、システム医科学というべきものを作り出し始めています。環境分野においても、難培養性微生物も含め網羅的に環境中の微生物の解析をおこなうメタゲノムが注目されています。このような応用分野におけるゲノム科学の急速な発展は、科学と社会の関わりを改めて考える契機ともなっています。
 今まさに急激に発展しつつあるゲノム科学の最新の成果を知り、超並列型シークエンサーなどの新技術がもたらす、医学生物学の新たなる展開を展望することを目的として、第7回国際ゲノム会議を2007年11月27日、28日に東京国際フォーラムで開催いたします。テーマは「見えてきた新たなる地平」です。ゲノム科学は今や、ゲノム研究者に限られたものではなく、医学、生物学、物理、化学、工学、情報学の幅広い分野に関わっており、また、医学生物学関係の幅広い企業の方にも、無視し得ないものになっています。本シンポジウムに幅広い分野の方がたのご参加を期待する次第です。

第7回国際ゲノム会議組織委員会
名誉委員長  榊 佳之
組織委員長  菅野 純夫
プログラム委員長 油谷 浩幸

詳細はここを参照ください.
http://gt164.jpn.org/8agw/index.html

[ 07.10.05 ]


  一覧に戻る  

PAGE TOP