会員からの情報

科研費・新学術領域「運動超分子マシナリーが織りなす調和と多様性」公募研究募集

日本ゲノム微生物学会 会員各位
新学術領域,「運動超分子マシナリーが織りなす調和と多様性」
(代表:大阪市大・宮田真人)が本年度からスタートしました.
以下に領域の概要を示します.

“コンベンショナルなモータータンパク質”(以下,“モータータンパク質”と略), すなわち,ミオシン,キネシン,ダイニンについてはこれまでに多くの 優れた研究が行われ,力発生メカニズムには一定の理解が得られるように なりました.しかし生体運動の中には,細菌や原生生物の表面運動や 遊泳運動などのように,“モータータンパク質”のみでは説明できない メカニズムが多数存在しています.それらの動きは,運動超分子マシナリーとも 言える高度に組織化された構造が内部の調和を保ちながら大きく動くことで生じ, その多様性には地球生命進化の歴史が刻まれています. 本研究領域では微生物学,遺伝学,生化学,生物物理学,構造生物学などで 用いられる技術をマルチスケールに用いて,生体運動のメカニズムの中で これまでにあまり理解の得られていないものを解明します. また本領域の発展に不可欠な,サブナノメートルレベルでの 可視化技術の開発と支援も行います.公募研究の募集を予定しています. 新しいテーマへの挑戦,理論や工学など新たな切り口,構造解析,に関する 研究の提案も歓迎します.近日中に領域ホームページが公開されます.

[照会先]
大阪市立大学・宮田真人
06-6605-3157
miyata@sci.osaka-cu.ac.jp
http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/~miyata/myco1.htm

[ 12.08.20 ]


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