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一般シンポジウム

以下の7件の一般シンポジウムが採択されました。
※一般シンポジウムはすべてZoomによるオンライン開催です。

一般シンポジウムタイムテーブル
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1. ミャンマーの後期中新世ホミノイド上腕骨化石の形態解析

日時: 10月10日 8:30〜10:30
オーガナイザー: 高井正成(京都大学霊長類研究所)
講演予定者: 高井正成(京都大・霊長研)、中務真人(京都大・理)、江木直子(国立科学博・人類)、河野礼子(慶応大・文)

概要: ミャンマー中部の後期中新世初頭の地層から見つかったホミノイドの上腕骨遠位端化石と近位端化石の形態解析を行った。特に大型の遠位端化石について、相同モデルを使用して行った現生大型類人猿との比較解析の結果を報告する。
※進化人類学会分科会との共催


2. 固有背筋の比較形態・機能学

日時: 10月10日 10:30〜12:30
オーガナイザー: 時田幸之輔(埼玉医科大学保健医療学部理学療法学科)
講演予定者: 布施裕子(天草リハビリテーション病院)、大久保 雄(埼玉医科大学)、後藤遼佑(群馬パース大学)

概要: 固有背筋の機能・形態学的な理解は、ヒトに特徴的な直立二足歩行を理解する上で重要である。本シンポジウムでは、固有背筋の中でも深部に位置する横突棘筋の比較形態学、ヒト横突棘筋の筋電図解析、3種霊長類を対象とした最長筋の筋電図解析に取り組まれている方々に御講演いただき、ヒト直立二足歩行に伴う固有背筋の特徴について理解を深めたい。本シンポジウムは、 ヒト・霊長類比較解剖学分科会との共催である。


3. 進化から迫るヒトの食の多様性

日時: 10月10日 10:30〜12:30
オーガナイザー: 中山一大、河村正二(東京大学大学院新領域創成科学研究)
講演予定者: 中山一大(東京大・新領域)、石川麻乃(東京大・新領域)、小金渕佳江(東京大学・理)、板橋悠(筑波大・人)、戸田安香(明治大学・農)

概要: 我々ヒトが今日のような多様な食文化を獲得した要因には、ヒトという種がもつ生物学的特徴に根ざしたものも含まれている。このシンポジウムでは、食の多様性の進化についての理解を深めるため、ゲノム科学、食品科学、生態学など多分野の最新の研究成果とその背景を紹介し、議論する。


4. 骨考古学による縄文社会論の構築
−伊川津・保美貝塚出土例を中心に−

日時: 10月10日 9:00〜12:00
オーガナイザー: 山田康弘
講演予定者: 山田康弘、米田 穣(東京大学総合研究博物館)、近藤 修(東京大学)・水嶋崇一郎(聖マリアンナ医科大学)、谷畑美帆(明治大学)、五十嵐由里子(日大松戸歯学部)、太田博樹(東京大学)・覚張隆史(金沢大学)、和久大介(東京農業大学)・太田博樹(東京大学)、日下宗一郎(東海大学)・齋籐努(国立歴史民俗博物館)

概要: 縄文時代の社会構造を検討するにあたっては、もはや考古学的な分析だけでなく、埋葬人骨から得ることのできる様々な情報を加味して学際的な研究を進めることが重要である。本シンポジウムでは、費基盤研究(A)「考古学・人類学・文化財科学の学際的研究による縄文社会論の再構築」の成果をもとに、愛知県田原市伊川津貝塚・保美貝塚の事例を取り上げ、骨考古学的成果と今後の課題について議論を行う。
※骨考古分科会との共催


5. 基礎科学の社会貢献とは?:自然人類学における試み

日時: 10月11日 8:30〜10:30
オーガナイザー: 安達 登(山梨大学)
講演予定者: 安達 登(山梨大学)、梅津和夫(山形大学)、海部陽介(東京大学)、河内まき子(産業技術総合研究所)、鈴木敏彦(東北大学)、巻島美幸(厚生労働省)

概要: 戦没者遺骨収集事業における自然人類学の寄与、あるいは、日用品のサイズが人体計測に基づいた寸法基準に則って作成されているなど、普段は目に触れない自然人類学の実社会への貢献について紹介する。


6. 自然人類学の現状と将来

日時: 10月11日 10:30〜12:30
オーガナイザー: 河村正二(東京大学大学院新領域創成科学研究)、蔦谷 匠(総合研究大学院)
講演予定者: 山極壽一(総合地球環境学研究所)、中務真人(京都大学)、松本晶子(琉球大学)、市石博(国分寺高校)、蔦谷匠(総研大)

概要: 日本において自然人類学は、学習と教育の機会、研究機関とポストの数、公的研究支援・研究費などにおいて厳しい状況にある。本シンポジウムはこれらの現状認識を共有し、将来に向けて改善していくための方策について考える。


7. 古代・現代人ゲノムが明らかにするヤポネシア人の歴史

日時: 10月11日 9:00〜12:00
オーガナイザー: 長田直樹(北海道大学大学院情報科学研究院)
講演予定者: 長田直樹(北大)、神澤秀明(科博)、松波雅俊(琉大)、Timothy Jinam(遺伝研)、佐藤丈寛(金沢大)、松前ひろみ(東海大)

概要: ここ数年、アジア地域における現代人・古代人ゲノム解析が急速に進んでおり、旧石器時代から新石器時代におけるひとびとの関係性や移動の歴史が次第に明らかになってきている。本シンポジウムでは、新学術領域ヤポネシアゲノムプロジェクトに参画する研究者を中心に、これまでの研究成果を発表していただき、議論を進めて行きたい。


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