支部長ご挨拶
この度、第1回 日本亜鉛栄養治療研究会 関東甲信越支部会学術講演会を開催する運びとなりました。2018年と2019年に関東甲信越支部会セミナ−を小野靜一先生（南長野医療センター篠ノ井総合病院 リウマチ膠原病センター）とともに開催してきましたが、今年度より学術講演会として開催させていただきます。
この学術講演会は、亜鉛を含めた分野の最新の情報・話題を提供することを目的として、2024年1月27日（土）14：00からのウェブライブ配信にて開催いたします。第1回の学術講演会につきましては、すべての演題を指定演者の講演とさせていただきます。
今般、回復期病棟や地域包括型病棟のみならず急性期型病院においても、高齢者の占める割合は著明に増加しております。高齢者は特に低栄養状態に陥っている場合が多く、最近ではサルコペニアやフレイルなどの状態にある高齢者の増加が臨床上でも問題となっております。
また、小児における栄養代謝や成人を含めた味覚障害についても、亜鉛補充が重要であることは周知の事実であります。
これらの亜鉛補充治療の重要性とその問題点について、基礎的および臨床的な情報をお伝えし、情報交換と活発な議論ができますことを期待しております。是非、医師・看護師・薬剤師・栄養士の皆様方のご参加をこころよりお待ちして期待しております。本学術講演会が皆様に、亜鉛治療ついて有意義な情報をお届けできれば幸いです。
2023年12月吉日
日本亜鉛栄養治療研究会 関東甲信越支部会
支部長 森山光彦・指扇療養院 院長