プログラム
【午前の部】
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10:00 |
開会
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10:00〜10:15 |
開会の辞
立本 成文 (人間文化研究機構長)
来賓挨拶
小松 弥生 (文部科学省研究振興局長)
企画趣旨
平川 南 (人間文化研究機構理事)
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『アジアにおける「エコヘルス」研究の新展開』
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10:15〜10:30 |
プロジェクト概要説明
ハイン・マレー (総合地球環境学研究所教授)
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10:30〜11:10 |
講演
高田 礼人 (北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター教授、ウイルス学)
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『異分野融合による総合書物学の構築』
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11:10〜11:25 |
プロジェクト概要説明
田中 大士 (国文学研究資料館教授)
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11:25〜12:15 |
対談
長谷川 聡 (長谷川和紙工房代表、美濃和紙伝統工芸士)
杉本 一樹 (宮内庁正倉院事務所長、日本古代史・正倉院文書研究)
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12:15〜13:10 |
昼食
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【午後の部】
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『日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築』
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13:10〜13:25 |
プロジェクト概要説明
小池 淳一 (国立歴史民俗博物館教授)
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13:25〜14:15 |
対談
新国 勇(只見の自然に学ぶ会代表)
奥村 弘(神戸大学大学院人文学研究科教授/神戸大学地域連携推進室長、日本近代史・地域遺産の保存活用の実践研究)
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14:15〜15:15 |
映画上映「うつし世の静寂(しじま)に」【特別編集版】
由井 英 監督
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15:15〜15:25 |
休憩
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『パネルディスカッション』
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15:25〜16:25 |
司会
木部 暢子 (国立国語研究所教授)
パネリスト
高田 礼人、 長谷川 聡、 杉本 一樹
新国 勇、 奥村 弘
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16:25〜16:30 |
閉会の辞
小長谷 有紀 (人間文化研究機構理事)
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講演者
高田 礼人 (たかだ あやと)
北海道大学 人獣共通感染症リサーチセンター教授。専門はウイルス学(特にエボラウイルスとインフルエンザウイルス)。人と動物の両方に感染するウイルスによる感染症を対象とし、地球規模のウイルスの生態学から分子レベルの現象まで幅広く基礎研究を行うとともに、診断法や治療法の開発も進めている。
長谷川 聡 (はせがわ さとし)
美濃和紙伝統工芸士。故古田行三氏に師事して伝統的な美濃紙の工法を学び、1994年に長谷川和紙工房として美濃紙の製造を開始。古くは1300年前の正倉院文書に使われ、重要無形文化財、ユネスコ世界無形文化遺産にも登録される本美濃紙の技術継承者からなる保存会会員であり、国内外に美濃和紙の魅力を伝える活動も展開している。
杉本 一樹 (すぎもと かずき)
宮内庁正倉院事務所長。専門は日本古代史。正倉院に伝わる文書・経巻を中心に、30年以上にわたって古代の文物研究に携わる。著書に『正倉院』(中公新書)、『日本の美術 正倉院の古文書』(至文堂)、『日本古代文書の研究』(吉川弘文館)、『正倉院 あぜくら通信』(淡交社)など。
新国 勇 (にっくに いさむ)
只見の自然に学ぶ会代表。只見町役場職員として、町史編さん事業やブナ林総合学術調査に携わり、民具の国重要民俗文化財指定、世界ブナ・サミットの開催、只見町ブナセンターの設立に尽力する。2008年退職し、現在は民宿を経営。ブナやユビソヤナギなど地域の自然の価値を見直すことによるまちづくりを目指している。「いまある資源に気付けば地域は活性化する」が持論。
奥村 弘 (おくむら ひろし)
神戸大学大学院人文学研究科教授/神戸大学地域連携推進室長。日本近代史を専門とし、日本近代国家における地域社会の形成のあり方を研究。神戸市等の自治体史の編さんにも携わる。阪神淡路大震災以降は、歴史資料ネットワークの代表委員として地域歴史文化遺産の保存活用の実践的研究も行う。著書に、『大災害と歴史資料保存 阪神・淡路大震災から東日本大震災へ』(吉川弘文館)など。
映画上映

(C) ささらプロダクション (C) みつはしあやこ
うつし世の静寂(しじま)に 【特別編集版】
監督 由井 英
2016年完成/60分
人の暮らしは今も昔も自分の力や家族の支えだけでは成り立たず、様々な人々の助けを必要とする。みんなで力を合わせて物事を達成するときに、我々の先祖は何を拠り所にしてきたのか。
川崎市宮前区初山では今も様々な「講」が組まれ、人々が支え合いながら生きている。映画は最後に明治時代の神社合祀により、社を失った「杜(もり)」の中で獅子舞が再現されていく姿を記録する。三世代が同じ舞を繰り広げる姿に、講によって育まれてきた人々の安らかな心情が浮かび上がる。
*特別編集版は2010年に完成した長編映画(96分)を再編集したものです。
詳細はささらプロダクション WEBサイトをご覧ください。