第29回大会 口頭発表プログラム

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6月16日(土)
セッション 1
<座長:高妻洋成(奈良文化財研究所)、松井敏也(筑波大学)>
10:10〜10:25
敦煌莫高窟53窟における環境調査
−石窟内の環境変動が壁画の保存に与える影響−
○宇野朋子、森井順之(東京文化財研究所)、
薛平(敦煌研究院保護研究所)
10:25〜10:40
古代エジプトの壁画の剥ぎ取りによる保存
−サッカラ地域のイドゥートでの試み−
○吹田浩(関西大学)、アフメド・シュエイブ(エジプト・カイロ大学)、アーデル・アカリシュ(エジプト・国立研究センター)、ロベルト・ロガル(ポーランド・トルン大学)、西浦忠輝、沢田正昭(国士舘大学)、岡岩太郎、岡泰央(岡墨光堂)、今津節生(九州国立博物館)
10:40〜10:55
バーミヤーン仏教壁画の保存
−I窟の補強処置とN(a)窟の洗浄−
○大竹秀実、谷口陽子(東京文化財研究所)、
籾井基充(実践女子大学)
10:55〜11:10
シンクロトロン放射光を用いたバーミヤーンN(a)窟仏教壁画の材質分析
○谷口陽子、大竹秀実(東京文化財研究所)、Marine Cotte(European Synchrotron Radiation Facility ESRF/ C2RMF)、Emilie Checroun(絵画保存修復専門家)
セッション 2
<座長:桐野文良(東京藝術大学)、張大石(東北芸術工科大学)>
11:15〜11:30
大理石磨崖仏(入水三十三観音)の保存〔V〕
−処理15年後の状態と今後の方策−
○西浦忠輝(国士舘大学)、松田隆嗣(福島県立博物館)、
谷口陽子(東京文化財研究所)
11:30〜11:45
緊急発掘調査における遺構の立体剥ぎ取り移築
○西尾太加二(静岡県埋蔵文化財調査研究所)
11:45〜12:00
静岡県長泉町(ながいずみちょう)原分(はらぶん)古墳出土金属製遺物の保存に関する調査研究
○大森信宏、西尾太加二、井鍋誉之(静岡県埋蔵文化財調査研究所)、村上隆(奈良文化財研究所)
12:00〜12:15
静岡県下の古墳から出土した大刀を飾る銀象嵌の技術
−マイクロフォーカスX線CTによる情報を中心に−
○村上隆(奈良文化財研究所)、大森信宏、西尾太加二(静岡県埋蔵文化財調査研究所)
セッション 3
<座長:岡田健(東京文化財研究所)、大林賢太郎(京都造形芸術大学)>
14:20〜14:35
タペストリーの保存修復−石橋財団所蔵「ヨセフ物語」−
○石井美恵、梶谷宣子、福岡裕子、山崎真紀子(タピスリー保存研究プロジェクト実行委員会)、斉藤昌子(共立女子大学)、高梨光正(国立西洋美術館)、志村明(勝山織物(株))、石井亨(石橋財団)
14:35〜14:50
木彫仏の木質強化処置に対する提案
静岡市指定文化財「松野阿弥陀堂」阿弥陀如来坐像から東京国立博物館所蔵飛鳥仏までの樹脂含浸・強化処置例から
○牧野隆夫、中村恵子(吉備文化財修復所)、神庭信幸、岩佐光晴(東京国立博物館)、鈴木慎吾、横舘真吾(東北古典彫刻修復研究所)
14:50〜15:05
漆を用いた仏像修理の難題
○矢野健一郎(東京藝術大学)
セッション 4
<座長:早川泰弘(東京文化財研究所)、降幡順子(奈良文化財研究所)>
15:10〜15:25
正倉院宝物・彩絵仏像幡の顔料調査
○成瀬正和、西川明彦(宮内庁正倉院事務所)
15:25〜15:40
狩野芳崖筆「仁王捉鬼」にみる日本画材料の近代化
−「仁王捉鬼」の顔料調査とその意義−
○荒井経、二宮修治(東京学芸大学)、高林弘実(東京文化財研究所)、籾井基充(実践女子大学)
15:40〜15:55
可視光を用いた非接触イメージアナライザの開発
○中西陽子、久保田一史、木村勝一、井手亜里(京都大学)
セッション 5
<座長:松田泰典(東北芸術工科大学)、佐野千絵(東京文化財研究所)>
16:10〜16:25
出土繊維製品の保存と再分析における前処理
○奥山誠義(奈良県立橿原考古学研究所)、佐藤昌憲(奈良文化財研究所)、今津節生(九州国立博物館)、赤田昌倫、後藤卓真(京都工芸繊維大学)
16:25〜16:40
顕微赤外分析法による出土植物繊維の材質同定
○佐藤昌憲(奈良文化財研究所)、奥山誠義(奈良県立橿原考古学研究所)、赤田昌倫、後藤卓真(京都工芸繊維大学)
16:40〜16:55
白絖地雪輪波頭に菊文様小袖裂の非破壊材質調査
○佐々木良子、佐々木健(京都工芸繊維大学)、藤井健三
16:55〜17:10
甲冑威系のスピン格子緩和時間に振動散逸定理を援用し推定される粘弾性
○中條利一郎、谷田部純(帝京科学大学)、斎藤昌子、中村亜矢(共立女子大学)、志村明、秋元賀子、釜田友紀(勝山織物(株))、西岡文夫(甲冑師)
6月17日(日)
セッション 6
<座長:塚田全彦(東京国立博物館)、伊藤由美(神奈川県立近代美術館)>
9:30〜9:45
油彩画“La Descente des Vaches”における光の反射および吸収のバランス変化による暗色化
○島津美子(Instituute Collectie Nederland)
9:45〜10:00
東京藝術大学美術館所蔵『江戸街頭風景図』、『江戸城辺風景図』にみる亜欧堂田善の油彩技法と材料
○作間美智子、武田恵理、木島隆康(東京藝術大学)
10:00〜10:15
高島野十郎「雨法隆寺塔」修復報告
−水と火の2度にわたる災難に遭った油彩画−
○渡辺郁夫((有)修復研究所21)
10:15〜10:30
藤田嗣治の絵画技法
○小谷野匡子、大川美香((株)絵画保存研究所)、高林弘実(東京文化財研究所)
セッション 7
<座長:今津節生(九州国立博物館)、魚島純一(徳島県立博物館)>
10:35〜10:50
文化財建造物の下地塗装に用いられたデンプン粒子の確認例について
○岡田文男(京都造形芸術大学)
10:50〜11:05
防カビ剤(PFA)による色材の化学変化について
○張大石、松田泰典(東北芸術工科大学)、北田正弘(東京藝術大学)
11:05〜11:20
文化財の海外輸送時に計測された各行程別の振動・加速度特性
○神庭信幸、塚田全彦、古谷毅、和田浩(東京国立博物館)、高木雅広、今北憲(アイティエコ(株))
セッション 8
<座長:加藤雅人(東京文化財研究所)、園田直子(国立民族学博物館)>
14:35〜14:50
大量水害アーカイブズの救助システム
−送風・低温除湿乾燥の事例−
○青木睦(国文学研究資料館)、本多康二(天草市)
14:50〜15:05
アコースティック・エミッション法による保存紙資料の劣化度評価
○岡山隆之、小林里鶴、佐藤敬一(東京農工大学)
15:05〜15:20
料紙加飾技法−羅文表現と切断繊維長および分散水粘度−
○増田勝彦(昭和女子大学)、高橋裕次(東京国立博物館)、四辻秀紀(徳川美術館)、大川昭典(高知県立紙産業技術センター)
15:20〜15:35
簀の目が見えるメカニズムに関する考察
○江前敏晴、韓允煕、磯貝明、保立道久(東京大学)
15:35〜15:50
紫紙金泥経の紙について
○福島久幸
15:55〜16:10
東京藝術大学蔵『小野雪見御幸絵巻』の復元模写に関する考察
−古典料紙の寸法考からの図像の復元−
○宮下真理子、有賀祥隆、田渕俊夫、宮廻正明(東京藝術大学)