公開シンポジウム

公開シンポジウム
『人間の「集団」とは何か:人類学・人間科学関連9学会からの視点』

動物の「群れ」とはかなり異なる人間の集団
その不思議な本質をさぐるため9つの視点を交差させながら考える特別企画

第21回人類学関連学会協議会合同シンポジウム
第42回日本霊長類学会・第80回日本人類学会・第88回日本生理人類学会連合大会 公開シンポジウム

企画担当 : 日本人類学会

日時2026年9月13日(日) 13時00分〜16時30分
会場東京大学駒場キャンパス 1323教室(東京目黒区 550人収容)
形式対面およびオンライン(ハイブリッド形式)

※どなたでも参加できます。参加無料。事前登録制(登録方法は後日お知らせいたします)。

人間は、それぞれ何らかの「集団」に属し、その内外で他者と関わり合いながら生きています。私たちは「集団」に属することで安全、利益、やすらぎなどの恩恵を受ける一方、よくも悪くも「集団」の影響を強く受けながら、それぞれの人生を歩んでいます。
では、他の動物たちの「群れ」と異なる、人間の集団の特質とは何でしょう?地域や時代によって、人間はどのような集団をつくってきたのでしょう?よく耳にする「人種」や「民族」とは、いったいどのような集団なのでしょう?親類でも旧知の仲でもない人と人を結びつけて集団にする力は、何なのでしょう?――考えてみると、自身の集団について、私たちは知らないことが意外に多くあるようです。
そこで、人間について研究する9つの学協会が合同で、それぞれの視点から人間の「集団」について語り、互いに議論する場をつくることにしました。この機会に多くの皆様が、人間集団の意外な諸側面に触れながら、議論に加わってくださることを期待しています。

プログラム

開会あいさつ・趣旨説明

海部 陽介(日本人類学会 東京大学総合研究博物館)

学術講演

司会 : 蔦谷 匠(日本人類学会 総合研究大学院大学統合進化科学研究センター)

1. 霊長類の社会集団における空間の共有と認識の共有

竹ノ下 祐二(日本霊長類学会 岡山理科大学理学部動物学科)

2. 狩猟採集民の集団:"Man the Hunter"アプローチの再考

高田 明(日本文化人類学会 京都大学 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

3. 「なかま」とは何か:牧畜民ドドスの時間と行為から人間集団を考える

河合 香吏(生態人類学会 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

4. つながりすぎない人びと――日本の講集団にみるゆるやかな関係性

鈴木 昂太(日本民俗学会 国立民族学博物館)

5. 進化理論からみたヒト集団の協力

大槻 久(日本人間行動進化学会 総合研究大学院大学統合進化科学研究センター)

6. 弥生文化集団とは何か

宮本 一夫(日本考古学協会 四川大学考古文博学院)

7. ゲノムからみたヒト集団 ―大陸集団から都道府県集団までをつなぐ遺伝的連続性―

大橋 順(日本人類学会 東京大学大学院理学系研究科)

8. ヒト集団における環境適応の多様性と可塑性

西村 貴孝(日本生理人類学会 九州大学大学院芸術工学研究院)

9. 集団で生きる人間の心と行動:友人、職場、国家・民族をつなぐ社会心理学の視点から

縄田 健悟(日本社会心理学会 福岡大学人文学部文化学科)

総合討論

司会 : 海部 陽介

閉会あいさつ

河野 礼子(慶応大学文学部 日本人類学会)


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