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プレイベント
研究会「ミュージアムと保存−身近なことから、ところから−」

 岐阜県を中心として、この東海三県にはそれぞれ博物館協会があり、330館以上の博物館、資料館、美術館が加盟をしています。いずれの加盟館にも学芸員がおり、日々資料や作品を扱い、その保存管理に苦慮しているわけですが、近年、その活動の諸条件はますます厳しいものになっています。このような状況下で重要な資料や文化財をまもってゆくには、文化財の保存に関わる者すべてが、まずお互いの状況を理解し合い、相互に協力し合う努力をし始める必要があるのではないでしょうか。

 東海地区での開催が初めてとなる第32回大会では、こういった博物館、資料館、美術館の現場に目を向け、プレイベントのテーマと致しました。岐阜、愛知、三重の県博物館協会のご協力を得て、保存管理の現場で、日頃、学芸員が直面している問題はどういったことなのか、またそれらの問題に対し、現場ではどのような智恵やアイデアで解決する努力をしているのか、現場の実情を探ってみることとします。

主催 一般社団法人文化財保存修復学会
共催 岐阜県博物館協会 愛知県博物館協会 三重県博物館協会(予定)
日時 2010611日(金) 13:00〜17:00
会場 長良川国際会議場 5階 国際会議室
定員 80名

【申込方法】
こちらのプレイベント参加申込フォームからお手続きをして下さい。

プログラム

13:00〜13:05
開会挨拶
大会実行委員長 若宮多門(岐阜県博物館協会会長)
13:05〜13:40
ミュージアムと保存 −身近なことから、ところから−
明治村の取り組み
西尾雅敏(博物館 明治村)
13:40〜14:05
アンケート集計結果報告
(事前に3県の博物館協会を通じ、アンケート調査を実施)
可児光生(美濃加茂市民ミュージアム)
14:20〜15:50
事例報告
(アンケートの集計結果により内容や講師を変更します)
・お金がない!「身近なものが博物館保存に」
田村哲(愛知県陶磁資料館)
・専門知識がない!人手が足りない!
 「NPO法人やボランティア活動等、館外の協力者」
長屋菜津子(愛知県美術館)
・海外ではどうしているの?
 「アメリカの大きな美術館・小さな美術館」
井口智子(名古屋ボストン美術館)
16:00〜16:55
ディスカッション
司会進行:田中善明(三重県立美術館)
パネリスト:井口智子・可児光生・田村哲・長屋菜津子・村上隆
16:55〜17:00
閉会挨拶
大会実行副委員長 村上隆(京都国立博物館)