エクスカーション

エクスカーション

第41回日本霊長類学会大会では、2025年7月14日(月)に、エクスカーションを企画しております。
皆様、ふるってご参加ください。
なお、以下の内容は2025年5月7日時点となります。

企画趣旨

「房総半島ニホンザル地域個体群」は、地域生態系の重要な一員であることに加えて、地理的に周辺のニホンザル生息域から隔離され形態学的にも遺伝学的にも特徴があり、地域個体群の保全という意味でもニホンザルの種としての保全において重要視されている。
この房総半島ニホンザル地域個体群の生息域にある高宕山一帯は、地元によって餌付けが行われたことで、「高宕山のサル生息地」として1956年に国の天然記念物に指定された。しかし、多くの野猿公苑と同様、人馴れや個体数の増加により、農作物の食害や人身被害が発生するようになった。その対策として1973年に野猿公苑の餌場をフェンスで囲いその中で飼育することになったことが高宕山自然動物園の始まりとなる。その後、今日に至るまで、餌付け・猿害問題、施設の老朽化、フェンスの台風被災によるサルの出入り問題、さらには野生化した外来種であるアカゲザルとの交雑問題の発生など、高宕山自然動物園は幾多の問題と向き合ってきた。2020年には房総半島のニホンザルは環境省レッドリストの「絶滅のおそれのある地域個体群[Threatened Local Population (LP)]」に指定された。
本大会は東京での開催であり、近郊のニホンザル生息地で、このような野猿公苑の背景や取り組みの経緯、アカゲザル交雑問題について状況を知っていただき、意見交換することで保全についての理解を深めるきっかけとなるよう、本エクスカーションを企画した。

関連情報:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/psj/29/2/29_29.015/_pdf/-char/ja
https://www.jstage.jst.go.jp/article/psj/36/1/36_36.004/_pdf

行程

* 近隣駅で集合および解散

10:30 木更津駅(JR内房線)集合(例:8:30高田馬場発〜10:18木更津駅着) 車で移動
11:30 動物園で詳しいスタッフ(霊長類関係者等)による解説と観察、昼食、室内で解説
15:30 出発 車で移動
16:30 木更津駅解散

開催日

2025年7月14日(月)

開催地

高宕山自然動物園 (千葉県富津市豊岡1779-1)

最少催行人数

20名程度(最小4名)

参加費

弁当代(現地で実費を徴収、弁当は大会実行委員会が手配)
なお、集合から解散までの移動手段と保険は、大会実行委員会で手配し、費用は徴収しません。
集合までおよび解散からの交通費は参加者負担となります。

申込方法

大会参加登録をした後、電子メールにて、件名を『エクスカーション申込』とし、申込必要事項を記入して、下記アドレス宛に送信してください。

申し込み必要事項

氏名:
所属:
メールアドレス:

申し込み受付後、エクスカーションについての連絡は、大会実行委員会のエクスカーション担当(白井啓)からメールでさせていただきます。

エクスカーションの申し込み期限は、準備の都合上、2025年6月8日(日)とさせていただきます。

送付先・問い合わせ先

第41回日本霊長類学会大会事務局
メールアドレス : psj41@kuba.jp